(写真)フェンネル

生活を豊かにしてくれる植物

キャベツやセロリ、玉ねぎも昔はハーブでした。人間が手をかけて品種改良し、農業的に計画栽培をするようになって「野菜」になりました。

ハーブは、ラテン語の「草」「草木」を意味する「Herba(ヘルバ)」が語源となっています。

昔から、この世のあらゆる植物がハーブであり、時として薬となり、人々の心や体にプラスの効果を発揮し救ってきました。ハーブとは野生のままのみずみずしい力に溢れたあらゆる植物のことであり、私たちの生活に役に立ち豊かにしてくれる植物のこと。

「誰かの役に立ちたい!」と、今年も力強く花を咲かせているのです。そして、きっとあなたの力になってくれるはずです。

(写真)ローズゼラニュウムのハウス (千葉県 青木園芸)

 

8月2日 ハーブの日

ハーブをより身近に感じ、日々の生活に取り入れて欲しいという願いから、2017年にエスビー食品によって「ハーブの日」が制定されました。日付は「8(ハー)2(ブ)」の語呂合わせから8月2日。

料理のアクセントや味の調整役として用いたり、薬として体を整えるだけでなく、その香りや見た目の美しさも楽しんでいただけるよう、レ ミルフォイユ ドゥ リベルテでは、観賞用のハーブも数多く取り揃えています。レ ミルフォイユ ドゥ リベルテがお届けする「庭の一部を切り取ったようなナチュラルなブーケやアレンジメント」には欠かせない植物なのです。

花屋の店頭で売られているものは食用ではなく観賞用です。

(写真)ローズゼラニューム

虫が苦手な香り

ハーブゼラニウムの中で、最も代表的な品種がローズゼラニウム。初夏にピンクのかわいい花を咲かせます。バラのような香りがすることからローズゼラニウムという名前がついています。バラのような華やかさと、ミントのような爽やかさが合わさったグリーンフローラルの香りには、自律神経やホルモン分泌のバランスを整え、精神的なストレスから原因の不調を和らげてくれると言われています。

さらに、ローズゼラニュウムに多く含まれているシトロネロールという芳香成分は、虫が嫌う成分なので虫除けにも効果的です。人にとっては香り高く有益な香りも、虫にとっては苦手な香りのようです。

(写真)アップルミント

ミントとリンゴを混ぜたような甘い香りが特徴のハーブで、ハーブティーやポプリなどで楽しむことのできるアップルミント。強い繁殖力があるので初心者でも簡単に栽培することができます。

花瓶の水の中でも根が生える

切花でも飾っているうちに、しばらくすると茎の節のところから根が生え始めます。日を追うごとに伸びていく根を見ていると、その力強さ、生命力に心奪われます。発根したミントを土に植え替えるとさらに大きく育ちますので、切花から小さなハーブガーデンを作るのも楽しいかもしれませんね。